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＊心side＊





走って行くコウの後ろ姿を見て、あぁやっとか…なんて安堵した。


ふと、隣を見ると優しい微笑みを見せる優。



｢急にいなくなるから探したんだぞ｣



カナと話してるうちにいつの間にかいなくなっていた優を探して全速力で走ってた俺。


まぁ、無事何事もなく見付かったからよかったけど



『ごめんね。

光輝君にどうしても伝えたかったんだ』


｢……その割には、泣いてたじゃん｣



優はまた大きな目に涙を溜めた




『……伝えきれなかったの』




なにを……？



俺が目で優に訴えると、優は俺の手を握った。





『好きな人と離れてた時間。

女の子はすごく寂しくて不安なんだよって……』





｢……優｣