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夜が明けても傍にいて。

第10章 彼氏?彼女?

「なーんつって。



俺は女々しい男だぁー。」



急に叫んでグラスに残っているビールを飲み干し
へへっ、と可愛く笑う幸太。


本当に最高な友達だよ…。




二人でその後も楽しんで結局3時間も居座ってしまった。


全部話したら少し胸が楽になって
調子に乗って飲み過ぎちゃったかも…。

ちょっとだけ酔ってしまった気がする…。



レジスペースの椅子に腰を掛けて幸太の支払いが終わるのを待っていた。


終わってこちらに向かって来る幸太に「今日はありがとう、御馳走様。」


そう言って立ち上がった時、一瞬ふらっとよろけてしまった。


「大丈夫?」


「ごめん、大丈夫。」



私が幸太に片手で腰を支えられたその時、
お店に外側から誰か入って来たようだった。










「北崎課長…。」




幸太のその声に下を向いていた私はその姿を探した。




そして…捉えた。




スーツ姿で私達を見て驚いた表情をしている課長と



課長の隣に立つとても綺麗な女性を。


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