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うまくいってもいかなくても…

終わり－－－－－。


どうして恋は白か黒、はっきりしなきゃいけないんだろう。


私はグレーでもいいから終わりなんて望まない。


今の私には、終わらせる勇気なんて…無いんだ。


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－－－－－－


「莉菜ちゃん、最近どう？
課長に連絡してるの？」


ビルの中にある自販機の前でばったり会った幸太にそう聞かれ首を横に振った。


「はい、莉菜ちゃん。」

私の大好きなカフェラテを差し出す幸太。


「？...これ…。」


「莉菜ちゃんにあげる。」



「え？どうして？」


「莉菜ちゃん、あれからずっと元気無いし…。

ちょうど今莉菜ちゃんに持って行こうと思って買ったところ。」



「...幸太…。」


「莉菜ちゃん、今日はツイてる日かもよ？」


「ツイてる？」


「カフェラテ一本無料で飲めるんだからさ。」


「...そう、かもね…。
ふふっ、ツイてるかも。」





「だから、課長に連絡してみなよ？」



「...。」



「案外、課長も待ってるかもしれないし。


－－ね？」



「...うん…。

幸太…ありがとう。」