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夜が明けても傍にいて。

第11章 嫉妬×嫉妬

幸太にそう言われるとなんだか本当にツイてる気がしてきた。


このまま待っていてもきっと課長からは連絡は来ない。


そう思った私は…その夜久し振りに電話を掛けた。



RRRRR … RRRRR … RR「……。」


「!あのっ、…」


「……。」



「もしもし?課長?」


「……。」


---通話中になっているのに、何も話さない課長。



「課長...どうして黙ってるの?

どうして何も言ってくれないの?



会いたい。



課長に今すぐ会いたいの……。」






---課長の声を待っていると…












「...慎也は今…席を外しているの…。」



!!!!!!!!!!!



---この声...たった一度しか聞いたこと無くても私が忘れるはずがない。



透明感のある綺麗で女性らしい…




愛花さんの声だ...。

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