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「合コンのあの日、最後まで男子一人来なかったけど

その来れなかった人って確か...佐々木君って名前だよ…。」



「...どういうこと？」



「莉菜には言ってなかったけどその合コンで親しくなった加藤君とよく連絡取っててさ。」


－－－加藤君…。
美穂と楽しそうにしてたな…。


「加藤君が言ってたの。この前佐々木君が急用で来れなかったの残念がっててまたセッティングしてくれって言ってるって。」



－－－課長は確かに合コンに参加するはずだったって言ってたし。


嘘つく理由も無いだろうし…。





「莉菜？」


「何？」



「課長は確かに仕事は出来るけど…


信用できる人なの？」



「…。」



「出会い方がそんなんでしょ？

それが課長の手口なんじゃないの？」



「ちょっと美穂…いくら何でも言い過ぎだよ。」



「だって、
実際アンタ男に騙されてばっかじゃん。」




「...課長はそんな人じゃないよ。


慎也は…」




私を裏切ったりしない…。


裏切られた人の気持ちがわかる人だもの。