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夜が明けても傍にいて。

第14章 課長のとなり

「あの二人って付き合い長いんでしょう?


婚約してるって噂だよー。」






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---いくら噂と言われても…


本当にそうなんじゃないかと思ってしまうのは



私の心が弱いせい?





慎也と話がしたい。




私の心は限界だった。


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午後からの仕事は集中できなかった。


美穂に早退したら?と言われたけど、それじゃ、愛花さんの思うつぼのような気がして


ぼーっとしたまま仕事をしていると


「宮西さん?ちょっと来てくれる?」


課長のとなりに座っている愛花さんに呼び出された。




「はい、何でしょう?」


「宮西さん、あなたこんな簡単なことを間違えるなんてやる気あるの?」


愛花さんが手にしていた用紙は確かに今日、私が打ち込んだものだった。


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