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夜が明けても傍にいて。

第14章 課長のとなり

「けじめはつけた方がいいよ。

自分の気持ちを正直にぶつけて本当にそれでダメだったら…



俺がまた胸を貸してやるから。」


幸太は私の頭をポンポンとしてくれて
ちょっとだけ…胸がキュンとしてしまった。


幸太は何度も大丈夫?と聞いてくれて
私の大丈夫だよという返事を確認してから帰って行った。


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次の日、仕事が終わり家に帰ると早速課長に電話を掛けた。


RRRRR… RRRRR …RRRR「もしもし。」



「...慎也…。今、どこ?」


「まだ、会社だ。」


「最近、忙しそうだね。出張から帰って来たのに会えないし…。」


「あぁ…悪い。」


「ねぇ…まだ愛花さんも一緒に居るの?」


「...あぁ。」




「仕事終わったら来れる?」


「いや、今日も遅くなる…。」




「慎也は…私に会いたいって思う時無いの?

私がこの1週間どんな気持ちでいたかどうして考えてくれないの?」



「今、忙しいんだ…今やってる仕事の期限が近い。

数日ほとんど寝ていないんだ。


この仕事が終わったらゆっくり話そう。」




---待てないよ…。


もう、私の心は…待てないの。






「慎也...別れよう…。」

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