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夜が明けても傍にいて。

第15章 初デート

「ちゃんと水族館に辿り着きたければ煽んなよ。」


「煽ってないっ…」


「あ、水族館でするのもアリか?」


「ば、ばかっ!」




私達はしばらく会えなかったから随分とシていない…。


だからなのか慎也はさっきから下ネタばかりだ。




水族館に着くと私は慎也の腕に腕を絡めた。


「おい、恥ずかしいから止めろって。」


「やだ、離さない。
他の人達もやってるから大丈夫だって。」


車の中ではあんなだったのに人前になると急に恥ずかしがる慎也が可愛いくて仕方ない。


慎也をからかい続けていると



「お前---、」



!!!




突然通路の狭い隙間に押し込まれ激しいキスを受けた。




「...んっ…。」


慎也は唇をゆっくり離すと




「もたねー。早くヤりてぇ。」



濡れた唇でそう言った。







私達は滞在時間10分で水族館を後にすることとなった。


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