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夜が明けても傍にいて。

第16章 泣いていた君

場所を聞いていた俺はそこへ急いだ。


そして泣いていない莉菜を初めて間近で見てドキドキした。


「送るよ。」なんて自分で言って自分で驚いた。


莉菜も素直について来るから

この子はいつも簡単にこうやって男の誘いに乗るんだろうか…そう思った。


タクシーに乗ると何故か急に緊張してきてアルコールを買わずにはいられなかった。


部屋の中でゆっくり莉菜を見ると


とても可愛いらしくて、肌が綺麗で、でも目が潤んでいて不安そうにしていた。


その姿がたまらなく愛おしくなって
まだ好きという感情も無いのに…


莉菜を抱いた。




抱きながら…愛花を思い出して


そして莉菜をめちゃくちゃに抱いたんだ…。







抱いた後、後悔はしなかった。


後悔よりもまた抱きたい、そう思った。



こんなに身体の相性が合うと思ったのは
初めてだった。



俺は、莉菜の身体に惚れたんだ…。

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