夜が明けても傍にいて。
第18章 不信感
いくら二人にでも、その話は出来なかった。
上司の立場を悪くするような話は、これ以上できない。
美穂がトイレに行った時だった。
「莉菜ちゃん、最近また元気無いね。
何かあった?」
私は黙ったまま首を横に振った。
「...そっか…。
俺にも言えないようなことがあったか…。」
!!!
---どうして幸太にはわかってしまうのだろう…。
「泣く?
俺はいつでもOKだよ。」
そう言い、両腕を広げて幸太は“おいで”の仕草をしているようだった。
「ふふッ…。」
「あ、笑ったな。俺は真剣なのに…。」
「ごめん、ごめん。
でも、ありがとう。」
---------
------
三人で楽しく飲んでいるとあっという間に夜の10時を過ぎてしまった。
そろそろ帰ろうかと話していた時、私の携帯が鳴った。
画面には慎也の名前が表示されていた。
いつもは嬉しくて飛びついて電話に出るのに
この時は電話に出ることが出来なかった。
「莉菜、出ないの?」
美穂も幸太も私の携帯画面を覗いて不思議に思っているようだった。
私が戸惑っていると---
!!!
上司の立場を悪くするような話は、これ以上できない。
美穂がトイレに行った時だった。
「莉菜ちゃん、最近また元気無いね。
何かあった?」
私は黙ったまま首を横に振った。
「...そっか…。
俺にも言えないようなことがあったか…。」
!!!
---どうして幸太にはわかってしまうのだろう…。
「泣く?
俺はいつでもOKだよ。」
そう言い、両腕を広げて幸太は“おいで”の仕草をしているようだった。
「ふふッ…。」
「あ、笑ったな。俺は真剣なのに…。」
「ごめん、ごめん。
でも、ありがとう。」
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三人で楽しく飲んでいるとあっという間に夜の10時を過ぎてしまった。
そろそろ帰ろうかと話していた時、私の携帯が鳴った。
画面には慎也の名前が表示されていた。
いつもは嬉しくて飛びついて電話に出るのに
この時は電話に出ることが出来なかった。
「莉菜、出ないの?」
美穂も幸太も私の携帯画面を覗いて不思議に思っているようだった。
私が戸惑っていると---
!!!