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夜が明けても傍にいて。

第20章 “北崎課長”と“宮西”。

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お昼休みはまだ残っていたけど
胸がいっぱいで何も食べられる気がしなかった。


しばらくの間、鼓動が速いままで
さっきの課長を思い出しては身体が熱くなった。


今日は朝から課長に振り回されてるな…。


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午後からは仕事に集中…なんて出来る訳が無かった。


北崎課長は必要以上に私を「おい、宮西!」と呼びつけ、自分の仕事まで押し付けてきた。


しまいには、呼ばれて行くと
「これ、捨てておけ。」と。



ごみ箱、そこにあるでしょうが!!!





こんなんじゃ…




本当に片時も課長のこと忘れられないじゃん…。




周りの社員が不思議そうに私達を見ている中でとてつもなく不機嫌な顔をしている人が一人…。


課長の隣で書類やデスク周りを整理している
月下愛花さんだ。


今日は……この人に、何か言われるに違い無い。
そう思っていた。



そして...


その時がやってきた。

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