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課長なら本気でやりかねない
そう思った私は課長に仕方なくついて行った。


エレベーターに乗り込むと最上階で扉が開いて
目の前にはbarが見えた。


「まだ、飲むの？」



「さっきはお前のせいで気分を害したからな。
責任とって付き合ってもらうぞ。」



私のせい？


私が何をしたっていうの？



そう思いながら店の中に入るとカウンターを通り越して奥の個室へと案内された。


ドアを開けると



！！！！！




大きい窓一面に広がる今まで見たことも無いようなとてもとても綺麗な夜景が広がっていた。


「何？ここ…。」


急いで駆け寄り、窓に張り付くようにそれを眺めていると


「綺麗だろ？」



課長が後ろからゆっくりと私に近付いてきた。


硝子越しに目が合うと




「ここで…


俺の誕生日のやり直しだ。」



！！！




「誕生日に、

最愛の女に振られるなんて



可哀想だろ？


俺。」




課長がそう言った次の瞬間


優しい温もりに包まれていた。