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夜が明けても傍にいて。

第23章 ただ…好きなだけ。

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翌日のお昼。

他の社員の視線を浴びながら課長と私は二人で会社を出た。


なんだか悪いことをしてるみたいで

ドキドキする…。


隣を歩く課長をふと見上げると


!!!


課長も私を見下ろしていて
その優しい瞳にドキドキがよりいっそう激しくなった。





今日のランチはカツ丼では無く、パスタにした。
私が食べたい物でいいって言ってくれたからだ。


私はカルボナーラ、課長は明太子パスタにした。


注文の後、片肘をテーブルの上につき、手のひらに顔を乗せた状態で私を見つめる課長。


「なんか、デートみたいだな。」


「...はい…。」



「はい、って何だよ。はい、って。」



苦笑いをする課長。





私は今、緊張してるから…。









「課長…。

一つ聞いてもいいですか?」







「いいぞ。

面倒な話でも何でも聞けよ?」



そう答えてクスッ、と笑った。

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