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夜が明けても傍にいて。

第23章 ただ…好きなだけ。

私は課長よりも仕事が早く終わり、一足先にスーパーに寄って帰宅した。


慎也の好きなカツ丼ならぬカツの卵とじをメインにおつまみを3種類作って、ビールも冷やした。


後は慎也が来るのを待つだけ…。



今日まで長かったな…。


私の弱さのせいで慎也を傷付けてしまったこと

ちゃんと謝らなきゃ…。


慎也の過去は変えられないし
愛花さんを愛していた事実も消すことは出来ないけれど、



私にも過去に愛した人が居るように
慎也も同じなんだ。


ただ…それだけのこと。


出逢い方なんて関係無い。



大事なのは今の二人の気持ちなんだよね?





“ピンポーン”



あ、慎也だ!







ガチャッ「おかえ…」




!!!!!

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