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夜が明けても傍にいて。

第4章 あなたの名前と私の名前

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なんだかんだで15人は集まった。

美穂は断固として来なかった。


「莉菜ちゃん、ごめん。本当は来たくなかった?」

「ううん。そんなこと無いから心配しないで?」


「じゃあさ、一緒に課長のとこ行こうよ。」


--へ?


「さっきからつまんなさそうじゃん。」

私からすればいつもと同じ無口な課長だけど。


ほら早く、と腕を掴まれ立たされた。
強引に引っ張られ幸太が課長の隣に、私は幸太の隣に座った。


いつの間にか課長の反対隣に香澄ちゃんが居て無性に苛立った。


「北崎課長、ビールお注ぎしますぅ。」

「いや、いい。自分でやる。」

そうよそうよ、
課長は他人に注がれるのが嫌いなの。
放っておいてちょうだい。


「課長、一緒にお酒飲みましょうよー。」

「いや、いい...。」


課長はビールしか飲まないの!
本当に香澄ちゃん、何も知らないんだから。



「課長...結婚してるんですかぁ?」



---よくぞ聞いてくれた。

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