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とりあえず、仕事頑張ろう。


幸太の言っていたように頑張って
私という人間を認めてほしい。


その日は急な仕事が入ってバタバタしたので美穂と一緒にランチは行けなかった。


私達は別々の時間に休憩をとった。


課長は席を外すことなく忙しそうにしていた。
お昼食べないで大丈夫かな...。


段々眉間に寄っていくシワが気になって目を反らせないでいると

！！ヤバっ！


目が合ってしまった。

また、怒られるっ！


そう思って構えていたが課長は仕事を続行していた。


－－怒る余裕も無いのかな...



私は席を立ち自販機に向かった。
北崎さんが昨日飲んでいたコーヒーを買うために。


自販機に行くと外回りから戻ってきた幸太が居た。


「幸太、お疲れ。」

「莉菜ちゃん、ただいま。」

「なんか、忙しいんだって？」

「うん、ピリピリしてる。」

「休憩？」

「ううん、北崎課長が休憩入れてないからコーヒーでもと思って。」


「...そっか。」