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夜が明けても傍にいて。

第37章 番外編⑥

その日の夜---


「莉菜、俺が作るから座ってろって。」

「大丈夫だって、これくらい。」


「そんなの俺だって出来るんだから。」

「何もしない方がストレスなんだけど。」


「もう、見ててハラハラするんだって。」

「普通に生活してていいって先生言ってたでしょ?」


極度に心配する慎也と
晩御飯の支度を取り合っていた。


その時、


“ピンポーン”


私達の言い合いを中断させるかのようにインターホンが鳴り響いた。



モニターを覗きに行くと、そこには美穂と幸太が立っていた。







…………………………………………………

…………………………。



二人が結婚を報告に来た時以来に向き合って座っている私達。



「どうしたの?二人共…。」


モジモジしている二人に投げ掛けると美穂が口を開いた。




「実はね…、



赤ちゃんが出来たの。」

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