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夜が明けても傍にいて。

第37章 番外編⑥

4人で赤ちゃんトークで盛り上がっていた。


「莉菜はどこの病院にしたの?」

「私は○○病院。」


「あー、こっから近いもんね、いい先生だって有名だしいいんじゃない?」


「うん。私も色々と調べて決めたから。」



「院長先生だった?」

「うん、確かそうだよ。」


「院長先生イケメンだよね。」

「言われてみればそうかも。」




…って話のノリでそう言って
後悔するまでに時間は掛からなかった。


一瞬で隣からは黒いオーラが---


「や、やっぱり、私の気のせいかも…

ふ、普通だよ、普通。」



「あの先生、独身で人妻に大人気なんだってー。」


美穂は慎也のどす黒いオーラに気付いて楽しんでいる。


「課長サン?よく平気でしたね?

莉菜の大事なアソコ、そんなイケメン先生に見られて。」



!!!美穂っ!アンタ、何てこと言うの?!



慎也は幸せに浸っていてそんなこと気付いていなかったのに…。



慎也の右手からはポトっ、と箸が床に落ちてしまった…。

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