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夜が明けても傍にいて。

第6章 近くに居たい。傍にいたい。

慎也さんのリップ音が響き渡る。


頭から足の爪先までキスが終わると
また上まで戻ってきた。


今度は私の左手を慎也さんは自分の口元に持っていき、指を丁寧に一本一本舐め始めた。


「あっ...ン」



もう、充分すぎるほどに濡れていた...。









「宮西...。」


慎也さんの舌の動きに酔いしれていると不意に名前を呼ばれた。



「な、に?」



慎也さんの指が急に私の水で溢れているところを撫でた。


今夜、初めて触れられるそこはその刺激を待っていたかのようにヒクついていた。



「後10分で日付が変わる。」



「え?」




「24歳の記念日のうちに







イかせてやる。」




その言葉と同時に指の動きも舌の動きも激しくなった。


妖艶に笑う慎也さんが本気を出して
私の思考能力は停止した。




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