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夜が明けても傍にいて。

第8章 元カレと元カノの存在

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「会って話そう。
今から行く。」


そう言われて課長はいつもの沢山のアルコールと共に、ものの10分でここへ来た。


「お疲れ。」

「お疲れさまです。」


乾杯の合図がまるで夫婦みたいだなと思いながらカシスオレンジを味わった。


課長がビールを一気に飲み干し2缶目を開けた時


私の携帯が鳴った。




---春樹?



また?


どうして?今更何?


ずるずると付き合っていたダメ男とやっとの思いで別れたのに…。



「どうした?」


課長が私の異変に気が付き傍に来てくれる。
課長が私の携帯を覗いた後…



!!!




「もしもし。」




まさかの課長が私の電話に出た…。





「よう、春樹…久し振り。」


---久し振り?



「俺だよ、俺。


俺の声忘れたのか?




慎也だよ、慎也。」


---え?


どういうこと?





「俺の女に手を出した過去…



忘れたとは言わせない。」




---!!!

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