夜が明けても傍にいて。
第8章 元カレと元カノの存在
---また…泣いてしまいそうだ。
今日は聞きたいことが沢山あるのに。
“俺の前ではいつも泣いてる”
そう思われないように
笑っていなきゃ…。
「春樹のこと…知ってたの?」
「...あぁ。」
「友達だった…とか?」
「まさか、あんな奴。」
---あんな奴...。
私の元彼ですけど。
「でも、どうして課長の知ってる春樹と私の元彼の春樹が同一人物だってわかったの?」
「--携帯画面に出てたフルネームも携帯の番号も同じだったから。」
「そうなんだ。」
---この時私は課長の答えを信じていた。
「愛花さんって...」
ついポロリと口に出てしまった名前。
言わなきゃ良かったと
後悔した。
「愛花は…」
その名前を課長の口から耳にするだけで会ったことのないその女性に嫉妬した。
「俺の恋人だった。」
「...。」
---外れてほしい予想程
当たってしまう。
「ある日突然振られたんだ、俺は。
愛花が...
春樹に言い寄られて春樹のことを好きになったんだ。
愛花は…俺と別れる前から
春樹とそういう関係だった。」
---そんな…。
今日は聞きたいことが沢山あるのに。
“俺の前ではいつも泣いてる”
そう思われないように
笑っていなきゃ…。
「春樹のこと…知ってたの?」
「...あぁ。」
「友達だった…とか?」
「まさか、あんな奴。」
---あんな奴...。
私の元彼ですけど。
「でも、どうして課長の知ってる春樹と私の元彼の春樹が同一人物だってわかったの?」
「--携帯画面に出てたフルネームも携帯の番号も同じだったから。」
「そうなんだ。」
---この時私は課長の答えを信じていた。
「愛花さんって...」
ついポロリと口に出てしまった名前。
言わなきゃ良かったと
後悔した。
「愛花は…」
その名前を課長の口から耳にするだけで会ったことのないその女性に嫉妬した。
「俺の恋人だった。」
「...。」
---外れてほしい予想程
当たってしまう。
「ある日突然振られたんだ、俺は。
愛花が...
春樹に言い寄られて春樹のことを好きになったんだ。
愛花は…俺と別れる前から
春樹とそういう関係だった。」
---そんな…。