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夜が明けても傍にいて。

第8章 元カレと元カノの存在

「春樹を今でも憎んでいるの?」





その答えできっと…


課長がどれ程愛花さんのことを好きだったのか





「憎くて…








たまらない。」








わかってしまう…。





あれだけ課長の気持ちが知りたいと思っていたのに知れば知るほど胸が痛む。


こんな思いをするのなら

いつもみたいに“面倒な話はするな”ってあしらってくれた方が良かった。


何故だかわからないけど
今日はいつになく何でも答えてくれる課長。


そもそも課長の言っていた急ぎの用事ってものをまだ聞いてはいない。


だけど、今私はそれどころでは無い。







どうか…予想が外れますように…。





「課長…、今でも愛花さんのことが

好きですか?」





どうか…


私のことを愛花さんの身代わりにして
抱いていることがありませんように…。


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