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夜が明けても傍にいて。

第8章 元カレと元カノの存在

「お前は…春樹のこと

今はどう思ってるんだ?」


………え?



「今でも本当は好きで

我慢してるんじゃないのか?」



「ちっ、違う違う!」


課長の胸から顔を話して全力で否定する。



「どうして…そう思うの?」



「好きと嫌いは紙一重って言うだろ?


好きって言ってても好きじゃなかったり
嫌いって言ってても好きだったりするだろ?」






---課長がそうだから…


そう思うの?





「好き…でした。」





---課長に会うまでは凄く凄く好きでした。




「春樹のこと…凄く凄く好きでした。

でも、今はいい思い出です。」



「傷付いたり、裏切られたりしたんだろ?」




「それでも自分が好きになった人ですから。



傷付いても大好きな人のこと



そう簡単には
嫌いになれませんよ…。」






---課長もきっと…


沢山傷付いて別れる時は苦しかったはず。



だけど忘れられないのはやっぱり





彼女のことが大好きだったから…。






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