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夜が明けても傍にいて。

第9章 上司vs同僚

「莉菜ちゃん?仕事終わってないよね?
今から手伝いに行こうか?」


「...あ、ううん。
もう終わるから大丈夫…。」


あの仕事の量をもう終わったなんて言ったらおかしいもんね…。


「ごめんな?手伝ってやれなくて。
飲み会来ててもなんか気になってさ…。」


「幸太、ありがとう…。
でも、本当に大丈夫だから。」


「北崎課長ひでーよな。
あんな仕事を莉菜ちゃん一人に任せるなんて。

ほんと、ガキなんだよな。」


課長の眉間にシワが寄っていく…。


「じゃあ、俺二次会行くけど…本当に大丈夫?」


「大丈夫だよ。」


「莉菜ちゃん…。」


「何?」


「やっぱ俺、莉菜ちゃんのこと好きだわ。」


!!!!!


「な、な、何言って…」


「じゃ、莉菜ちゃんまたねー。」


---電話は切れた…。





全部聞かれたよね…。

でも、幸太が私のことを好きなのは課長知ってるし問題無いか…。



でも、ちょっと恥ずかしい…。

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