夜が明けても傍にいて。
第10章 彼氏?彼女?
二人で他愛もない話をしながらそれぞれ三杯目を飲み始めていると
「実はさ…」
幸太の表情が変わった。
「--うん、どうしたの?」
「昨日俺、一次会で切り上げて会社に行ったんだよね…。」
---え?
「やっぱり莉菜ちゃんのことが気になって会社に行ったら居ないんだもん…。」
「……。」
「会社から電話掛けたんだ。
手伝いに行こうか、なんて試したりしてごめん。
あんな時間に終わってるなんておかしいと思ったんだ。
“もう終わるから大丈夫”って嘘つかれるし…。」
「...ごめん…。」
「課長と…一緒に居たんだろ?」
「---うん……。」
幸太はフッ、と眉を下げて悲しそうに笑った。
「莉菜ちゃん、そろそろ聞かせてくれる?
課長とのこと。
じゃなきゃ…俺がいつまでも前に進めないよ。
せっかく莉菜ちゃんが春樹って奴と別れてチャンスだと思ってたのに。」
「実はさ…」
幸太の表情が変わった。
「--うん、どうしたの?」
「昨日俺、一次会で切り上げて会社に行ったんだよね…。」
---え?
「やっぱり莉菜ちゃんのことが気になって会社に行ったら居ないんだもん…。」
「……。」
「会社から電話掛けたんだ。
手伝いに行こうか、なんて試したりしてごめん。
あんな時間に終わってるなんておかしいと思ったんだ。
“もう終わるから大丈夫”って嘘つかれるし…。」
「...ごめん…。」
「課長と…一緒に居たんだろ?」
「---うん……。」
幸太はフッ、と眉を下げて悲しそうに笑った。
「莉菜ちゃん、そろそろ聞かせてくれる?
課長とのこと。
じゃなきゃ…俺がいつまでも前に進めないよ。
せっかく莉菜ちゃんが春樹って奴と別れてチャンスだと思ってたのに。」