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二人は、半時間で
お互いの話をしながら
笑い合い、朝を迎えた。

ビール缶に朝陽が射す頃
蘭子は、ルイに


「あたしね、恋をするのが辛い
こっちにきて。」


蘭子が手招きする


ルイは、黙ってついていく
寝室にはいり
蘭子は、クローゼットの棚から
リボンのついた箱を出す
ベッドに投げ出し
泣きながら


「まだ、、、まだ、、、胸が痛いのっ」


泣きわめきながら

昔の写真を抱きしめる


ルイは、黙って

蘭子の頭を撫でながら


「大丈夫。大丈夫だよ。でもね、、、」


蘭子の抱きしめている
写真を取り
破きながら、、、ルイは
蘭子を見つめ


「立ちどまったまんまで、、、いいの？
蘭子！あんた。いい女なんだからさ
こんな、クソの様な奴。忘れなさい！」


写真が目の前を雪の様に降ってきた、、


「あたしが居るわよ、、、もぅ。大丈夫。」


ルイが蘭子をギュッと抱きしめる


蘭子は、子供のように泣いた。。
たくさんたくさん泣いた。