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Love chance

第44章 最後の雨

翔太は、珈琲の飲み口を噛みながら
喫煙所に戻り
ルイに珈琲を投げた。

「ルイ。俺、モデルやる。なんかそんな気分なんだ。
あんま。突っ込み入れないでくんね。
やりたいこと有るし、、、、」


ルイの表情が明るくなり
唇をとんがらせながら


「どーしたの?180度さっきと違うわよ?!
まぁ。。まぁ。。気が変わらないうちに
ウチの事務所の社長と会って契約しなさいな。
あ。あたし、電話しとくわ。。ふふん。」


恥ずかし気に、、、「蘭子さんにも報告して欲しい」


翔太の顔をみながら


「あぃよー!」とルイは携帯を取り出す


翔太は、喫煙所から見える空を
多分、一生忘れないと思った。
人生が変わる瞬間、、、だから。。

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