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今宵はBAR「嵐」へ…

第3章 消してあげるよ… 智編

智「で、今の家の様子はどう?」

大野くんに言われふと我に帰る。

「あ…、まぁまぁかな…」

大野くんに打ち明けてからアドバイスをもらったりしているが、両親は一向に聞く耳を持ってくれない。

智「そっかぁ-…、きっと親御さんもそのうち聞き入れてくれるよ」

大野くんが言ってくれるといつも元気が出てくる。思わず涙が零れ落ちてくる。
そうすると大野くんは黙って私を抱きしめてくれる。

しばら泣いた後私は大野くんに言った。

「大野くん、忘れさせて下さい……ッッ!!!!」
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