テキストサイズ

『好き』の重さ

第8章 私の気持ち…

花瓶にバラの花を差し、楽しかった時間を思いながら色んなことを考えていた。

『不安にさせない…』


そう…

私は安心感を求めているんだと思った。


修と居れば安心出来る。

でも、結婚したら…
と思うと、経済的な安定とか考えてしまう。


課長…
課長とは、安心できる。
精神的にも経済的にも。


でも…


私のこの気持ちは…


何よりも、芝田さんを求めてしまう――――




どうして芝田さんと出会ってしまったんだろう…


修との結婚を考えていた時に…


私の中で、愛したいという欲望が芽生えてしまった


愛を受ける事が私にとっての一番の幸せだと思っていたのに…


堪えきれずにまた涙が頬を伝った。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ