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『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

『また、会いたい』

その言葉を聴いた途端に霞が取れたような気がした

「私も…凄く会いたい!
約束だよ!?」


「うん、約束だ!」


にっこりと優しく微笑む芝田さんを独り占めしたくて私は、ソファーから立ち上がってた芝田さんの元へ走り寄り、首に腕を回して抱き付いた。


「はははっ、ひとみは本当に大胆だな!」


唇を尖らせて幼子の様にキスをした


「スキのキスだよ」


おどけて何度もキスをした…

心の中で何度も
『アイシテル』
を繰り返しながら――


私だけ一糸纏わぬ裸なのも気にならないほどに


あなたが愛しかった――



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