テキストサイズ

『好き』の重さ

第9章 再会、そして…

芝ちゃんと私


好きを重さにして、シーソーに乗せたら


私の方が下がってしまう…

芝ちゃんは
家庭と言う大きな風船を両手に持って


大切に離さないようにしてるのが痛いほどわかるもの…


だから…


心のシーソーが平行になることは


決してないの――。


でもね…
それでも構わないと思ってた


あなたと少しでも同じ時間を過ごせるのなら…




ただ…会えなくなる事だけが…


怖かった――




ストーリーメニュー

TOPTOPへ