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『好き』の重さ

第12章 運命(さだめ)

課長と入れ違いに杉本さんが来た。


「どうしたの?堀内課長怖い顔だったけど!?

まさか僕…嫉妬されてた!?」


冗談のつもりで言ったのだろう、ケラケラと笑っている。

まさかそうだとは言えない…苦笑いをしてると


「図星?
へぇ〜星川さん二股?
もしかして彼氏も居て、三股だったりして!?」


なんて鋭いんだろうか…


私は笑って否定したけど…――


三股と言う言葉にショックを隠せなかった。


"本当だ…
私は三人の男性と関係をもってしまっている…

『好き』の重さは違えど、その事実は否定出来ない……"



私はどうしたら良んだろう…


その答えを求めて悩む事になるなんて思いもしなかった。


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