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『好き』の重さ

第13章 真実とは…

私は朦朧とする意識の中でさえ…

芝田さんを思い出していた

"芝ちゃん…逢いたい…"

微かに唇が動いていた


その時!


「ああっ!痛いっ!!」


内腿に鋭い痛みを感じて声を上げた


脱力して自由にならない身体を少し起こして見ると、内側の柔らかい所に吸い付いている

「何をしてるんですかっ?」

「見ればわかるだろう!?
印を付けているんだよ…
ひとみは僕のものだからね!」

「止めてください」


願いも空しく片方に2ヶ所づつキスマークが付けられた


何度も続く痛みに涙が滲む

更に胸の先端を指で転がしながら胸の上部にも2ヶ所づつにマークを付けた


そこは次第に赤い色を滲ませてくる…


胸元の開いたブラウスを着たら見えてしまいそうな所だった


「そんな…
課長…酷い!」


暫くは消えそうにないアザが赤色に変わっていた…

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