テキストサイズ

『好き』の重さ

第13章 真実とは…

赤い糸が見えるならば、私は誰と結ばれるのだろう…

どうしようも無い位に好きな人がいると他の誰かを思うことなど、全く出来なくなってしまう


芝田さんへの想いを封印した時、結婚を意識した課長の事を今では好きだとは言えなくなっている


その嫉妬深さが寧ろ怖いとさえ思う…


バスルームで身体を洗い流し、3日経っても薄れない痣をスボンジでごしごし擦った…


取り返しのつかないこの痣をいくら後悔しても、もう取り返しはつかない。


擦れてまた真っ赤になった皮膚が私の心を締め付けていた――



ストーリーメニュー

TOPTOPへ