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『好き』の重さ

第13章 真実とは…

何時もとは違う濃厚なキス。
掌が私をきつく抱き締める

「ん……修、…何?
はなれ…てよ…」


懸命に離れようとしたけどびくともしない…


長い口付けの後、やっと離れた修が囁くように言った

「俺と…結婚してくれ…」


「え………修!?」


「俺の側にずっといて欲しいんだ…
俺はひとみが居ないと生きていけない!」


「何?それ…プロポーズ?」

私は、その言い方にカチンと来ていた。


「俺が守ってやるとか、着いてこいとか言えないの?
修は何時もそう!
私に頼りすぎなのよ。
私は、女なのよ!
甘えたいなら他の人をさがして!!」


自分でも驚いたけど、本音がスラスラと口から出ていた。


何時も私を頼る修にうんざりしていたんだと改めて思った



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