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『好き』の重さ

第13章 真実とは…

「ひとみ、お前もあと半年で誕生日だな!
俺も30になる!

で…
そこで……提案だ…」


「え?
何?
提案って何?」


"プロポーズ"
心の何処かで覚悟を決めていた筈なのに、その日の私はそうでないことを願っていた…


「あのさ〜…
ひとみとは、もう4年も付き合ってるよな!?

そこでだ!!

経済的にも精神的にも…
その…

なんだな…」


「何?
暑いの?
汗かいてるよ…」


言い出せない修に半ば呆れ、手で汗を拭う修にハンカチを差し出した。


「ありがと…」


修がハンカチに手を伸ばした…
その時、私を抱き寄せてキスをした!


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