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『好き』の重さ

第13章 真実とは…

ボタンを外し終えると、ブラウスを左右に拡げた


キャミソールを着ていても付けられたアザははっきり見える


「う……っ…!
どうしたんだ?
これ……」


クッキリと左右の胸上部のアザを見つけた修は、手を止めてじっと見ているようだった…


私は急いでその場所を掌で隠した


「これは…キスマークか?
そうなのか…
ひとみ…!

ひとみっ!!!!」


その声は、穏やかな修が初めて発した、強い怒りのこもった…でも悲しい叫び声だった


「修…これには…訳があるの…」


こんな状況では、何を言っても無駄な事はわかっていたのに必死で言い訳をしようとした…


「俺の他に、男がいたのか…!」


修は絶望したような…
悲しい目をしていた




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