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『好き』の重さ

第14章 赤い糸

修と気まずい別れをした日から1週間…


胸と腿のアザは殆んどわからない位になり、自分なりに正直に向き合う事が出来た


芝田さんを忘れるために課長を誘惑し、揚げ句のはてに嫉妬させてしまった…


おまけに今まで、居心地が良いという理由だけで修との関係を続け、最後の最後に深く傷付けてしまった…

"私は人を傷付ける事しか出来ない悪女―

私なんて、幸せを求めてはいけない女なんだ…
兎に角、芝田さんのことは気持ちにけじめを付けて時間をかけて忘れよう!!"


それは毎晩泣きながらやっと決心した私なりの答えだった


それなのに…


まさにその翌日に"あの知らせ"を受けた――



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