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『好き』の重さ

第15章 好きの重さ

[芝田 雅人]

22で今の会社に入社した。

それまで人生の挫折と言うものを味わった事がなかった。


ただ…
僕は母の顔を憶えていない
僕を産んで1年もしないうちに病気で亡くなったのだ。

代わりに祖父母に可愛がられて不自由のない生活を送った。



それ故かはわからない…

僕は、本気で誰かを愛すると云うことを知らなかった



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