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『好き』の重さ

第14章 赤い糸

「芝ちゃんこそ重いでしょ?
私は…貴方が思っているよりずっと好きよ!
自分でもどうしようもない位に…」


「僕はね…
ずっと、かみさんを愛そうとしてきたんだ…
でも…
君に出会って…本当に人を好きになるって事を知ったんだよ…


ひとみ


これから話す事を…
聞いてくれるかな…


そして此れから
どうしたいのか、ゆっくり考えて欲しいんだ!」


「はい」




鼓動の音だけが響いて来そうな静寂を破るように


ゆっくりと芝田さんが話始めた――




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