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『好き』の重さ

第3章 浮気?本気?

部屋に残された私はシャワーを浴びて、朝食を食べて9時にホテルを出た。


会議の翌日ということで、課長が気を利かせてくれて、午後からの出勤にしてくれていた。


独り暮らしのアパートに帰り、スマホに登録した芝田さんの番号を繰り返し表示したけど…とうとう掛けることは出来なかった。




体を合わせておきながら最後の最後で拒んでしまうなんて…


あれから先は…


ただ…入れるだけの場面だった…


私は…何を守りたかったのかな?


芝田さん……


目を閉じると、見掛けよりも逞しく筋肉質な身体が脳裏をよぎる…


もし…ひとつになっていたら…
それでも後悔していたかも知れないけど――



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