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『好き』の重さ

第16章 エンディング

プルルルル〜 プルルルル〜
プルルルル〜 プルルルル〜


スマホが着信を告げている…


芝田さんからの電話なんて初めての事だった


忘れよう…
その決意が揺らいでしまう…

プルルルル〜 プルルルル〜

直ぐにでも出たい気持ちを押さえ付ける


これ以上芝田さんに心を支配されてしまったら私は…

スマホに背を向けて耳を塞いだ


あの会議の夜…
課長を誘い身を任せ、芝田さんを忘れようと決意した。

あれから1ヶ月も経っていないのに…


なぜ今、突然電話なんかくれたんだろう


なり続ける着信音を聞きながら胸が締め付けられた…


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