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『好き』の重さ

第16章 エンディング

芝田さんはそのまま通話を切った。


もう…完全に終わった…


それを知った私は、嗚咽を漏らして泣いた


泣いて泣いて…
泣き疲れて死んでしまいたいと思った…


課長とも、もう2度と2人きりで会わないと決めていた。


ほんの一ミリの期待を持って、芝田さんとの再会を待ったのに…


電話を貰えるなんて夢のようだと思ったのに…


素直になれない私が…
臆病な私が…


自ら扉を閉ざしてしまった

芝ちゃん…
サヨウナラ――



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