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『好き』の重さ

第3章 浮気?本気?

午後から出勤して、無我夢中で仕事をした。


気を抜いて芝田さんを思い出してしまうのが怖かった

「星川さん、余り根を詰めるなよ!」


「はい、課長!」


デスクの横を通りがかった課長の声に、フッと力が抜けた。


無理しそうになる私を、いつも抜群のタイミングで制御してくれる――
そんな優しさに感謝していた



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