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『好き』の重さ

第3章 浮気?本気?

ホテルのラウンジは、金曜日の割りには静かだった。

知り合いに会ったら言い訳が出きるようにキッチリしたスーツ姿。
仕事で会ってるという理由の為の地味なデザイン。



芝田さんとは今夜楽しく過ごしたら、それで終わりにしよう…

自分に言い聞かせていた。

待ち合わせの時間から5分が過ぎて…


芝田さんが息を切らして現れた。


「ごめん。少し遅れちゃったよ」


ドッキン!

ネクタイを緩めながら息を切らしている彼に、またまたときめいてしまった


「何処に行きます?」


胸の高鳴りを隠すようにテーブルのコーヒーをゴックンと飲み干して立ち上がった。



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