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『好き』の重さ

第4章 本気!

「いらっしゃい!」


マスターは私と芝田さんを見て驚いた顔をしたけど、仕事柄!?温かくもてなしてくれた。


「連日の会議も大変だよ(笑)」


苦しい言い訳に苦笑いした。


暫くして彼が歌い始めた


"風に戸惑う弱気な僕〜
通りすがるあの日の影〜…
本当は見掛け以上涙脆い過去がある〜…"



「あっ! これ…大好き!」



私の大好きな歌を芝田さんが上手に歌う


その後も…切ない不倫の歌

胸が苦しくなって…涙がこぼれて落ちた…


「どうした?」


「芝ちゃんの歌が上手すぎて感動したかな!?」


気付かれ無いように涙を拭いた


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