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『好き』の重さ

第5章 ハプニング!

芝田さんと関係を持ってからひと月が過ぎていた。


勤務時間中も、夜も、週末も、電話は駄目。


メールをしても事務的な返事ばかり。


会えない時間が私の心を乱していった――


[今度いつ時間を取れますか?会いたいです。]


[仕事の予定が立て込んでます。またご連絡差し上げます。]


忙しいのは十分わかっている。
奥さんにバレないように気を付けているのもわかる。

頻繁に会えない事など痛いほど納得していたはずなのに…
会えない辛さが私を変えていった。


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