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『好き』の重さ

第6章 戸惑い

!!!


もう一通…届いていた。


表示すると…


……芝ちゃん――
芝田さんからのメールだった

その時は、不思議と冷静で…

穏やかな気持ちでメールを開いた



[久しぶり!

お元気でしたか?

考え過ぎている様ですね。
あまり深く考え込まないで下さい。

メールも無視してはいません。

仕事が立て込んでいて、時間がとれませんが、その内また飲みましょう。

では!]


相変わらず淡々としたメールだったけど…
読み終わらないうちに、涙が頬を伝って落ちていた


"芝ちゃん…"


眠れない程に悩んだ事が嘘みたいに晴れた。


メールひとつでこんなに一喜一憂している自分が、可笑しくもあり愛しくもあった。



[返事ありがとう。

また会えるのを楽しみにしています。

お仕事、無理なさいませんように。

では また]


送信――――――



胸の支えが下りたように…清々しい気分だった



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