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『好き』の重さ

第7章 心変わり!?

定量のお湯を満たして出来上がりを待っていた…


不意に背中に気配を感じ、振り向こうとした途端…


後ろから優しく抱き締められた…


耳元に感じる吐息…


"あっ…課長…!?"


肩の下まで伸びた私の髪を掻き分け、うなじに熱い息を感じる…


「……抱きたい――」


私は身動きも出来ないまま静かに目を閉じた。


うなじに唇の感触を感じる――


あの時と同じピリピリとした感覚と甘い疼きを感じて、目の前にあるシンクの縁を強く握りしめた



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