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『好き』の重さ

第8章 私の気持ち…

「こんな風にしていたら、普通に恋人同士に見えるだろうね!?」


「ふふふっ…そうね…」


本当の恋人同士になれるのかな…?

ふと…
修の顔が浮かび…


芝田さんの笑顔がちらついた。


その笑顔は…
消えては浮かび…

浮かんでは…消え


私を切なくさせていく…


いくら思っても…
振り向いてくれる筈もない芝田さんの…


面影を直ぐにでも消してしまいたくなって…



「堀内さん…
今、ここで…



キスしてください…」




アーチをくぐった先の木陰で…


初めてキスをせがんだ。



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